大学入試 基礎講座 『現代文・小論文の基礎』 其の十八
「接続関係」 〈単純接続〉
単純接続とは、単純な前後関係です。
単純接続には「連用中止法」を用いる場合、接続助詞「て」を用いる場合、接続詞「そして」用いる場合、などが考えられます。
A…単純接続
B…時間の前後関係、事がらの並列を表現
具体例に即して見てみましょう。
・連用中止法…連用形で文をいったん中止し、順接で下につなげていく用法
「学校に行き、友達に会い、おしゃべりをする。」
・接続助詞「て」
「学校に行って、友達に会って、おしゃべりをする。」
・接続詞「そして」
「学校に行く。そして友達に会う。そしておしゃべりをする。」
と、いずれも機能は同じです。
でも、文章のリズムが変わってきます。いわゆる「文体」とは「その人らしさ」の表れですから、一概に規定することはできません。
一般的には、
「語句―連用中止―語句」
「語句(長め)―接続助詞『て』―語句(長め)」
「文。―接続詞『そして』 ―文。」
と、長さによって使い分けるとよいでしょう。
いずれにしろ、
「AはBだし、CはDだし、EはFだし、…」
と、ダラダラつなげていくのはマズイ。
「あと何書こうか…」で、書く。「あと何書こうか…」で、書く。といった結果、文章はダラダラ続いていきます。
展開が何にもないでしょ?読むほうは「だから、何が言いたいんだ!」と怒ってしまいますね。
文章を展開するには…?そこで「接続関係」が必要になってくるのです。
・「しかし」…逆接
・「だから」「したがって」…因果(原因/結果)関係
・「つまり」…要約、言い換え
と、この三つの接続関係を用いるだけで、「論=すじみち」は展開していきます。
この三つだけでも使いこなせるようにしたいものです。
小論文初心者は、論述する際に、毎回「しかし」「だから」「つまり」の三つを使うクセをつけましょう。

さらに、
・「たとえば」…例示
・「A⇔B」…対比、比較
を入れてやれば、どこに出しても恥ずかしくない小論文になります。
た・だ・し。何度も言ってきたとおり、論文は「中身の勝負」ですからね!いくら接続関係を正しく用い、論理(ロジック)を展開したところで、肝心の中身がスカスカではしょうがありません。
最後の最後は中身の勝負、「ネタ勝負」です。
「でも読書しているヒマなんてないよう!」なんて受験生の泣き声が聞こえてきそうですね。
だ・か・ら。「現代文」なのです。現代文も最後は演習量の勝負!
現代文の演習だって「小さな読書」なのです。
だから、○×つけて、スルーじゃもったいない。
現代文を読んだら必ず要約するクセをつける。
で、小論文のネタを増やしていけば、一石二鳥じゃないですか?「現代文」と「小論文」を別々に演習するのはほんとうにもったいないです。
「現代文/小論文」を同時並行して演習しようと講座を作ったのはそのためだったんですね。