高校教諭、予備校講師などを経験し、現代文と小論文の同時並行演習「2-way method」を始める。
その経験をもとにして、小中学生の論文指導を行う。

・東京都江東区立第一亀戸小学校にて
「母と子の読み書き教室」開催
・東京都江東区立亀戸第三中学校にて
「都立高校推薦入試論文対策」開催

2-way methodを始めたきっかけ

予備校講師 埼玉県時代

都内の某予備校で、現役生予備校の講師をしていたころ、首都圏はくまなく指導してまわりました。
特に埼玉県では長く指導しました。
県立の女子高校で、早稲田大学、慶応大学、国立大学を目指す生徒さんたちがよく通っていました。

予備校で教えていて、一番辛かったこと

生徒も講師も本気でぶつかりあう現場は、やりがいもあり、楽しいものでした。

大学入試を終え、第一志望校にとおった生徒があいさつに来ます。
それはうれしいものです。
ただ、合格したのは、生徒本人ががんばったからで、がんばった生徒が第一志望校をとおってゆくのは、予備校としては当たり前の話です。
そのために予備校に通ってくれたわけですから。

問題は、本人が一所懸命がんばって、ダメだった場合です。
そのような生徒にかぎって、
「どうもありがとうございました」
って、お礼を言いに来ます。
「せっかく教えていただいたのに、すみませんでした」
ボロボロ涙をこぼしながら言われると、
ほんとうにツラかった。

がんばってうかったのは、生徒の実力、
がんばって落ちたのは、講師の力不足

今も、肝に銘じております。
「指導する力が足りなくて、申し訳ない」
心の中では生徒に土下座してお詫びしていました。

生徒の涙の結晶が「2-way method」になる

「チクショ―、コンチクショ―、来年こそは…」
って思いながら、古文のテキストや現代文のテキストを作ってきました。
その結果が、今にして思えば、「古文のツボ」になり、「現代文/小論文の同時並行演習「2-way method」になったというわけです。
だから、これらの講座の土台にあるのは、がんばってがんばって、それでもダメだった受験生の涙の結晶だと思っています。

古文だろうが、現代文、小論文だろうが、莫大な演習量をこなして受かっていった先輩たちの「あしあと」をたどれ!
それが合格への最速最短ルートである。

これがフットプリンツの講座のコンセプトです。
でも、その裏面には、がんばってダメだった受験生の涙があります。

「2-way method」ができたきっかけ

さっき述べたとおり、その女子高では、慶応大学、早稲田大学…と併願する受験生が多くいました。
「早稲田の国語、慶応の小論文、って、別々に対策するのメンドクサイ!一緒にやっちゃえばいいのに…」
生徒のワガママといえばそうなのですが、
たしかに、
早稲田の難解な評論を図式化して説明し、要約までやって設問やってオシマイ。
慶応の小論文の課題文を図式化して説明し、要約して小論の解説するなら、
早稲田、上智、立教、明治の評論やったら、要約して意見文を書けば、余分な手間が省ける、
で、埼玉県で始めたのがきっかけです。

現代文も小論文も、アタマの中にフレーム(枠組み)を作っていく作業であるのに変わりはない。
プラモデルを組み立てるか、解体するかのちがいです。
組み立てられる人は、解体できる。
解体した人は、組み立てられる。
実際、現代文と小論文を一緒にやった受験生たちは合格率が高かった。
このような経緯で、「2-way method」の講座ができたのでした。